医療用語辞典

分子標的治療薬

よみ ぶんしひょうてきちりょうやく
カテゴリー がんの治療法

分子標的治療薬とは、がん細胞に現れる物質を狙い撃ちする新しいタイプの抗がん剤のこと。すでに乳がんの治療に使われているハーセプチン(一般名トラスツズマブ)、肺がん治療に使われているイレッサ(一般名ゲフィチニブ)、大腸がん治療に使われるアバスチン(一般名ベバシズマブ)は、代表的な分子標的治療薬です。


分子標的治療薬はがん細胞だけに有効に作用するため、化学療法の抗がん剤に比べて副作用が少ないといわれています。
化学療法の抗がん剤は、がん細胞を効率よく殺す物質を薬として利用していますが、がん細胞だけでなく正常細胞も同じように攻撃してしまいます。そのため、白血球や血小板が減少したりする骨髄抑制、脱毛、消化管の粘膜障害による口内炎や下痢といった化学療法特有の副作用が現れます。
これに対して分子標的療法の抗がん剤は、がん細胞が持つ特定の分子(がん抗原)を狙い撃ちするため、正常細胞へのダメージが少ないといわれています。といって副作用がまったくないわけではなく、分子標的薬の種類によって心不全を起こしやすい薬、血栓、高血圧といった問題を引き起こす薬などがあるといわれています。


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