医療用語辞典

重粒子線治療

よみ じゅうりゅうしせんちりょう
カテゴリー がんの治療法

重粒子線治療とは放射線治療の一つで、がん細胞のみに集中的に放射線を当てる治療法です。通常の放射線治療で使われるX線やγ線は、体に照射すると体の表面で最も放射線の量が多くなり、体内に入るとそのエネルギーが徐々に小さくなります。それに対して重粒子線は、体表ではあまり放射線を出さず、がん病巣のところで最大の放射線量となり、それを突き抜けた瞬間に放射線量をゼロにすることができます。
また、最大の放射線量となる位置が、陽子線よりもはるかに鋭いため、がん組織周辺の正常細胞への影響は陽子線よりも軽くすむという特徴があります。
さらに、重粒子線はがん細胞に対する殺傷力が強く、X線やガンマ線、陽子線の2~3倍といわれ、がんの種類によっては8倍の殺傷能力を示すこともあるといわれています。

 

重粒子線治療は、放射線治療が行えるがんには適応になりますが、特に頭頸部やこれまでの放射線治療が効きにくい悪性黒色腫、骨軟部腫瘍といった肉腫や腺がんなどに特に効果的だといわれています。


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