医療用語辞典

悪液質(カヘキシア)

よみ あくえきしつ(かへきしあ)
カテゴリー その他医療用語

 がん細胞が栄養と摂るために、タンパク質や脂肪を分解する物質を分泌して糖に変えたり、がん細胞同士でコミュニケーションを取るための物質の一つである炎症性サイトカインや、細胞増殖因子などの特殊なタンパク質を放出することで、周囲の環境をがん細胞にとって都合のいい状態に変えていきます。宿主はさまざまな代謝異常を引き起こし、激やせ症状となります。これが悪液質(カヘキシア)という状態です。

 

悪液質と診断されるのは、

12ヶ月以内に5%の体重低下の見られる患者さまで、筋力低下、疲労、食欲不振、筋肉量低下、血液検査異常(炎症マーカーの上昇、貧血、低アルブミン血症、他)の5項目の症状のうち、3項目に該当する場合です。

 

治療法として、

そのまま放っておくと、がん細胞はますます大きく成長し、宿主である患者さまはガリガリに痩せ衰えてしまいます。 悪液質の発症メカニズムの解明が進むにつれて、漢方薬の六君子湯(りっくんしとう)が症状改善に効果があると期待されています。

六君子湯は、胃から分泌されるグレリンという食欲促進ホルモンの分泌を高めるとともに、迷走神経を介して脳へ伝達され、視床下部にある食欲促進の中枢に働きかけることが確認されています。この2つの作用が悪液質の改善にたいへん有効であると考えられています。


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