| ぜんりつせんがん | |
| がんの種類 |

<特徴>
前立腺がんは、男性の膀胱の出口にある栗の実のような形をした臓器に発生するがんです。高齢者に多く、進行は非常に遅いがんだといわれています。
<主な症状>
前立腺がんは、早期の場合にはほとんど自覚症状がありません。高齢になると、排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(尿の回数が多い)、残尿感(尿が出きらない感じがする)、夜間多尿、尿意切迫(尿意を感じるとトイレに行くまでに排尿をがまんできない切迫した状態になる)などの症状が現れますが、ほとんどの場合、前立腺が肥大する「前立腺肥大症」に伴うもので、多くの場合、前立腺肥大の検査時に前立腺がんも発見されることが多いようです。
前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいため、腰痛などが起こって、はじめて前立腺の診断を行い発見される場合もあります。
<診断>
前立腺がんの診断は、「PSA検査」、「直腸診」、「MRI」などによって行われます。PSA値または直腸診などで前立腺がんの疑いがある場合は、最終的な診断を行うために前立腺の組織を採取し、細胞診を行います。
また、前立腺がんと診断された場合は、進行状態を確認するためにCTやMRI、骨転移を調べる骨シンチグラムなどが行われます。
<治療>
前立腺がんの治療は、標準治療では切除手術、放射線治療、内分泌療法、化学療法などがあります。
<免疫療法>
前立腺がんは、樹状細胞療法の臨床試験が最も進んでいます。アメリカでは人工抗原を用いた樹状細胞療法で、41名のうち50%に効果があったという報告があります。また自己がん組織を用いた樹状細胞療法では、イギリスで11名中4名に有効でした。いずれに試験も標準治療では効果が得られなくなった患者への樹状細胞療法の結果と報告されています。