医療用語辞典

脳腫瘍

よみ のうしゅよう
カテゴリー がんの種類

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<特徴>
脳腫瘍には、脳の組織から発生する「原発性脳腫瘍」と、他の臓器のがんが脳へ転移する「転移性脳腫瘍」の2種類があります。
原発性脳腫瘍には、悪性の場合と良性の場合とがあります。良性腫瘍も大きくなれば脳を圧迫、障害を起こす治療の対象となります。
また、転移性脳腫瘍の場合、肺がん、乳がんなどの原発巣が脳へ転移することが多いのです。頭痛などで発見されることも少なくありません。原発性脳腫瘍が他の臓器に転移することはほとんどないといわれています


<主な症状>
頭痛、嘔吐、歩き方や話がうまくできないなどが脳腫瘍の典型的な症状です。腫瘍ができた場所や大きさによって運動や感覚、視力、聴力などに異常が起こります。


<診断>
脳腫瘍の診断は、CTやMRI、脳血管造影、その他神経学的検査によって行います。


<治療>
標準な治療法では、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法があります。
手術により、がん組織をすべて切除することが最も有効な治療法ですが脳腫瘍では良性の場合であってもできた場所によっては全て切除できないことがあります。その場合、がん組織に放射線を照射してがんを殺す放射線療法や、抗がん剤による化学療法が併用するのが一般的です。特に放射線治療は、脳腫瘍においては重要な治療法の一つとなっています。
化学療法について言えば、脳には脳血管関門という組織があるために、抗がん剤が脳まで到達せず、効果を発揮しにくい場合があることが知られています。


<免疫療法>
脳腫瘍に対して樹状細胞療法の臨床試験が行われ、延命効果があったという報告がなされています。臨床試験は国内外で10数例あり(2008年8月現在)、放射線や化学療法では治療できなかった患者に対して樹状細胞療法を行ったところ、腫瘍の縮小、進行停止などの効果が40~50%という高い確率で認められたというもの。アメリカの2ヵ所の施設では長期間の観察の結果、延命効果も得られたという報告があります。
日本の慈恵医科大学のグループが10名の脳腫瘍患者に行った樹状細胞療法では、2名が縮小、3名が進行停止、1名が縮小と増大の混在反応という結果が得られています。


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